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建設業・設備工事の点検表

更新: 2026年11月2日

建設・設備工事の会社は、小規模な法人の中で最も数が多い業種です(約31万社)。図面を社外とやり取りする仕事なので、図面ファイルを使った攻撃を受けやすい点に注意が要ります。

チェック欄は、この画面で印を付けられます(印はこの端末のこの画面にだけ残ります)。印刷して使うこともできます。

建設業・設備工事で使う道具

  1. なぜ大事か CAD では、細工した図面ファイルを開くだけでパソコンを乗っ取られる型の弱点が、繰り返し見つかっています。
    今日できること CAD の「ヘルプ」から版を確かめ、更新があれば当てます。古い版を使い続けている場合は、提供元の更新の期限を確かめます。
  2. なぜ大事か 取引先を装って図面を送り付ける手口があります。
    今日できること 見覚えの無い差出人・件名の図面は、電話等で送り主に確かめてから開きます。
  3. なぜ大事か 現場の端末は社外に持ち出すため、紛失や古いままの OS が弱点になりやすい道具です。
    今日できること 端末の「設定」から OS の更新を確かめ、紛失した時に遠隔でロックできる設定にします。
  4. なぜ大事か ドローンは操作アプリと機体の両方に更新があり、古いままだと操作の乗っ取り等の弱点が残ります。
    今日できること 操作アプリの更新の案内を確かめ、飛ばす前に機体の更新も当てます。
  5. なぜ大事か 仮設の事務所の機器は、設置した時の設定のまま使い続けられがちです。
    今日できること ルーターの管理画面で、管理者のパスワードと Wi-Fi のパスワードを変更します。

どの業種にも共通する項目

  1. なぜ大事か 中小企業が受けた不正アクセスの約半分(48.0%)は、更新を当てていない弱点を突かれたものでした(IPA の2024年度の調査)。
    今日できること Windows の「設定」→「Windows Update」で、最新の状態か、止めている更新が無いかを見ます。
  2. なぜ大事か 中小企業のランサムウェア被害の侵入口の55%は VPN 機器でした(警察庁、令和6年)。外とつながる機器は真っ先に狙われます。
    今日できること 機器の型番と、今のファームウェアの版を、保守業者か機器の管理画面で確かめます。
  3. なぜ大事か ランサムウェアの侵入口の31%はリモートデスクトップでした(警察庁、令和6年)。
    今日できること 社外から社内のパソコンにつないでいる場合、どの方法でつないでいるかを保守業者に確かめます。
  4. なぜ大事か NAS はランサムウェアの標的になりやすく、中のデータがまとめて暗号化されます。
    今日できること NAS の管理画面で「ファームウェアの更新」と「外部からのアクセス」の設定を見ます。
  5. なぜ大事か 2025年6月、ブラザー等5社の748機種で、初期の管理者パスワードを割り出せる弱点が公表されました(ブラザーの689機種は更新では直らず、パスワードの変更が必要)。
    今日できること 複合機の管理画面にログインし、管理者パスワードを変更します。分からなければ販売店に相談します。
  6. なぜ大事か 細工した PDF や圧縮ファイルを開かせる攻撃が多く、7-Zip でも2025年に展開時の弱点が続けて見つかっています。
    今日できること 各ソフトの「ヘルプ」→「更新の確認」で最新にします。使っていないソフトは消します。
  7. なぜ大事か 保守業者の遠隔サポートに使われる一方、「サポート詐欺」で犯人に入れさせられる例が続いています。
    今日できること パソコンに入っている遠隔操作のソフトを確かめ、使っていないものは消します。
  8. なぜ大事か 初期のパスワードのままのカメラは、外から映像を見られたり、攻撃の踏み台にされたりします。
    今日できること 録画機の管理画面でパスワードを変更し、設置業者にファームウェアの更新を頼みます。
  9. なぜ大事か ネットワークにつながったままのバックアップは、ランサムウェアにまとめて暗号化されてしまいます。
    今日できること どのデータを、どこに、いつバックアップしているかを書き出し、つないだままになっていないかを見ます。
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